バイオガス発電先進事例視察のご報告
10月5日事務局およびご一緒にバイオガス発電の調査研究を進めている8名にて、四国香川県綾川町にある株式会社富士クリーン様のバイオガス発電施設を見学させていただきました。
まだ運転が始まったばかりの縦型乾式メタン発酵施設で、さまざまな廃棄物から安定的にバイオガスを回収することができます。
この縦型乾式メタン発酵プラントの特徴は、
①生ごみや食品残渣、紙ごみをはじめ、汚泥や家畜糞尿から安定的に安全にバイオガスを生産して回収。
②発酵不適物をシンプルな選別装置で前処理。
③縦型のため省スペース。
④発酵残渣には水分が少ないので、脱水処理や排水処理が不要。
多様な廃棄物73トン/日の受入が可能で、3,000㎥のメタン発酵層でバイオガスを約9,500N㎥/日発生させ、370kWのエンジンで発電を行い、蒸気ボイラー0.5トン/時間2台を稼働させています。当該施設敷地には焼却施設、最終埋立を持っており、県、町行政の支援もあり地域の廃棄物を受け入れ処理をすることが可能になっています。発電された電力の地元での活用も検討されています。
たいへん参考になる視察となりました。
ご対応いただきました株式会社富士クリーン様ありがとうございました。