しげんさいせいネットの事業活動概要
①エコフィード事業
主に食品製造企業からの食品循環資源の再生利活用として飼料化を進めてきました。コンプライアンス遵守のもと、価値ある商品として資源を有効活用することで、本事業に参加する各会員企業の社会的責任の発揮、事業経営貢献を実現し、循環型社会形成をめざしています。
②地域連携循環農産事業
食品循環資源の再生利活用として飼料化に向かない資源を堆肥化し、生産者に活用していただいてできた生産物を、地域の中で消費する「循環の輪」をめざしています。
③地球温暖化対策
省エネ設備導入などの支援や再生エネルギー事業検討など、自社の事業貢献にもつながる温室効果ガス発生抑制活動の推進。
国全体の温室効果ガス削減目標(2030年度に2013年度比26%減)達成の施策の一つとして取組まれているJ-クレジットの創出と活用制度の推進。
私たちが身近でできることとして、商品利用によるカーボン・オフセットの取組み推進。カーボンオフセット商品の開発や販売促進を通して、適切な森林管理支援の推進。
以上の活動事業をめざしています。
④廃棄プラスチック再資源化事業
廃棄プラスチックはすべての業種で発生する産業廃棄物です。汚れていない廃プラのリサイクルシステムの推進や、食品残渣が付着した汚れた廃プラ未利用資源の、マテリアルリサイクルやサーマルリサイクルなど再生利用の推進を目指します。
⑤バイオガス発電事業
メタン発酵によるバイオガス発電事業については、愛知県・三重県で複数のプラント開発計画が進行しています。食品リサイクルの新たな事業化として、会員との協議・具体化(原料供給と利用)をめざします。
しげんさいせいネットの次なる挑戦
日本の食品ロス量は年間643万トン(平成28年度推計)となっています。これは国連世界食糧計画(WFP)による食料援助量(約390万トン)の1.6倍、毎日大型(10トン)トラック約1,760台分を廃棄していることになります。また、国民1人当たりの食品ロス量は51Kgで、年間1人当たりの米の消費量(約54Kg)に相当します(消費者庁資料)。
本来、食べられるのに捨てられている食品(食品ロス)を減らすことを目的に、「もったいないプロジェクト」立ち上げました。異業種、市民連携で「もったいない」の気持ちを大切に新たな社会の仕組みづくりをめざします。この取り組みはただ食品ロスを削減することのみならず、まさにSDGsの目標として、コロナ禍以降の暮らしや経済の在り方を見直し、将来に持続可能な社会を作る取り組みにつながるものと確信しています。
「食べ物をしっかり食べきる・使いきる」を目標とします。