トピックス

しげんさいせいネット 第15回通常総会のご報告 平成30年2月8日

第15回通常総会を開催しました

平成30年2月8日(木)にしげんさいせいネット第15回通常総会を開催しました。前年第15期の事業報告および本年第16期事業計画、今後の事業計画を推進するための定款変更(目的の強化)、任期満了に伴う理事改選についてご承認いただきました。

すでに昨年12月1日より第16期の事業はスタートしていますが、この総会での計画ご承認を受けて、きたる2023年のしげんさいせいネット20周年の年に描く事業の姿・到達に向けて、今年も皆様と力を合わせて脱炭素社会形成、循環型社会形成、自然共生型社会形成への取組みを推進してまいります。

どうぞご一緒によろしくお願いいたします。

                           平成30年2月

 

                           一般社団法人 循環資源再生利用ネットワーク

                                  理事長  吉永満穂

                                  副理事長 鈴木鐵雄

                                  副理事長 藤澤寿郎

                                  専務理事 小西稔

しげんさいせいネット 第15回通常総会のご報告

日時 / 2018年2月8日(木)15時~19時30分

会場 / メルパルク名古屋

内容 / 第1部 第15回通常総会

第2部 記念講演

第3部 懇親交流会

参加 / 会員  47         58名

    (+委任状11)

     ご来賓            12名

     オブザーバー         14名  合計 84名

 

第1部通常総会

第1号議案 第15期事業報告、決算報告、剰余金処分(案)承認の件

      監査報告 会員活動と事業の報告

第2号議案 第16期事業計画、収支予算、役員報酬(案)承認の件

第3号議案 定款変更の件

第4号議案 役員改選の件

いずれも満場一致にてご承認いただきました。

(1)開会

会員の東海コープ事業連合長谷川様の司会で第1部総会が開始され、渡邉理事長(三昌物産株式会社)の開会挨拶と、環境省中部地方環境事務所の所長三村起一様、愛知県環境部資源循環推進監戸澤範行様より、ご来賓を代表してのご挨拶をいただきました。                           

三村起一様

「We are still in」

COP23では国レベルを超えたノンステートアクターの参加と力強い行動が見られました。機関投資家の企業評価も気候変動へのリスクをどのように対応しているかがカギになってきています。脱炭素化をめざすSBTの動きは今後ますます加速していきます。再生可能エネルギーの安定供給、高効率エネルギーの利用、社会経済システムへのイノベーションなど実現に向けて、しげんさいせいネットの事業として、今後も地域における資源とエネルギーの循環モデル形成、持続可能な社会づくり、人間の生活にかかせない食の取組みと、自然環境保全への取組みに期待しています。

戸澤範行様

愛知県では資源循環や環境負荷化軽減に対する優れた取組みに対しての表彰として愛知環境賞の制度を行っています。平成20年にはしげんさいせいネットのエコフィードを推進するネットワークのシステムに対して銀賞を、また平成28年にはしげんさいせいネットも一員となっている「おかえりやさいプロジェクト」が中日新聞社賞を受賞されました。食品循環資源の環を構築していただいており心強く思っています。愛知環境賞でのこうしたすぐれた取組みへの表彰、リサイクルシステムへの必要な補助、メッセナゴヤなど企業展示会出展への支援をおこなっています。資源循環の取組みを加速発展するため、県内各地で循環の輪を重層的に広げるために「あいち地域循環圏形成プラン」を策定し、地産地消の推進と一体なった食品循環ループの整備をすすめています。しげんさいせいネットの取組みはまさに食品循環ループモデルの普及活用に大きく寄与するものであり期待をしています。

(2)第2号議案

①第16期も引き続き会員拡大を目指します。

そのためにもより活発な事業の展開を進めてまいります。

②2023年は設立20周年の年です。

図で描いた事業が継続発展、あるいは動き始めていることをめざします。2018年はそのための準備具体化の年と位置づけます。

③今日の最大課題はやはり地球温暖化と、その主要因となっている温室効果ガスの排出抑制です。

2015年パリで開催されたCOP21以降、温暖化への対策の行動が一気に動き出しています。国レベルはもちろん、地方、企業レベルの動きも加速の度合いを増しています。今、地球温暖化対策を本業ビジネスにどう反映させていくかを考えるときです。皆さんと一緒に知恵をしぼる課題であり、真ん中に描いた図の、しげんさいせいネット設立来の有機性循環資源の有効活用を発展させて事業展開を図ることで具体化を進めます。

1つ目は、中心事業エコフィード飼料化事業です。東海3県での拡大発展をすすめます。そのためにあらためて、少なくとも県ごと地域単位でのしげんじゅんかん事業としての整理をすすめます。安全、順法を大前提にネットワーク組織を最大限生かして、事業的にも最大効率を求めるエコフィード飼料化事業を目指します。

2つ目として、エコフィード飼料化事業と同時に、循環資源の有効活用の幅を広げるチャンスとなるバイオガス発電事業の調査と具体化を進めます。出口として電気小売事業を具体化し、地域の中でエネルギーの地産地消を構築します。

エコフィード飼料化事業、再生エネルギー事業、堆肥肥料化事業を地域ごとに展開することができれば循環資源の有効活用はその幅を大きく広げることが可能になります。再生エネルギー事業については、春4月には、これまでのエコフィード飼料化事業の経験を活かし、メタン発酵によるバイオガス発電の第1回研究会開催を予定しています。具体的な設備については様々なパターンが想定できますが、地域ごとに循環資源によるエネルギー化をすすめ、そのエネルギーをまとめて利活用するエネルギーの地産地消を具体化します。

3つ目として、地域消費者や地域内企業も、暮らしや事業の中で参加できる温暖化対策を具体化します。5種類のドライフルーツを開発してきましたが、こうした商品の生産販売消費の中でカーボンオフセット取組みを進めます。そしてそのためのクレジットの創出と活用(排出権取引)をすすめます。温暖化対策を推進する企業や団体組織を積極的に応援しましょう。

関連提案として、自らの事業で発生する温室効果ガスの排出量の調査把握を行うことを提案します。自らを知り、そして事業経営対策を取りながら温暖化対策にも貢献していく。まさに世界のビジネスの潮流となっていることの実践を進めましょう。

4つ目として、食料問題です。食料の安定供給は自然環境保全、自給率向上、循環型経済につながります。そのためには作り手側だけではなく、使う側、食の在り方も含めて地域の中でコミュニケーションと実際の生産消費をつなげることが大切です。また年間600万トンを超える食品ロスを減らしていくことも大きく関係しています。生産販売の中で無駄をなくしていくこと、どうしても発生してしまうロスを有効活用すること、こうした課題対策を継続して進められるような事業展開の可能性を調査具体化します。

以上、主に4つの提案をしましたが、詳細は今年のセミナー企画などでご紹介、検討を進めさせていただきます。

(3)第4号議案

今総会にて理事任期満了に伴う改選を行い、以下の皆様が理事として選任されました。また当日の第1回理事会において、4期8年にわたりしげんさいせいネットの理事長としてご尽力、牽引していただきました渡邉久和 様に代わり、吉永満穂様が新しく代表理事(理事長)に選任されました。副理事長には鈴木鐵雄様、新任の藤沢寿郎様、専務理事には小西稔が選任されました。

理事名(敬称略)

渡邉久和(理事相談役)、青山和曉、岩月顕司、栗木允男、小島晃、駒井義明、長尾秀義、辻井崇起、牧清忠、多村幸司、木戸利信、片野宣之、太田信一、小島嘉豊、鈴木雅之

会員企業の事業紹介

株式会社エム・ティ竹内幸彦様、株式会社エイゼン永田幹人様よりそれぞれ事業の紹介をいただきました。

 

第2部記念講演

講演者  アーキアエナジー株式会社代表取締役社長 植田 徹也 様

テーマ  「牧之原バイオガス発電所の始動と今後の展開」

HPより 

for Calorie Recycle

カロリー・リサイクル社会を構築し原料からエネルギーをつくりだす

私共は、持っている知識・経験・能力を最大限に環境へ還元する企業です。

必要な設備や役割・プランニングをご提供いたします。

その時のみの解決をゴールとしない。

案件を一つのパッケージとしてとらえ、問題を解決していきます。

今の私たち・未来の子供たちのために。

2017年3月に事業を開始された「牧之原バイオガス発電所」の状況についてご説明いただきました。

①設備概要

施設名  牧ノ原バイオガス発電所

所在地  静岡県牧之原市白井749-20

運営主体 合同会社牧之原バイオガス発電所

設備能力 80トン/日

発電出力 650kw(325kw×2基)

※一般家庭約600世帯分相当 

(1世帯あたり、年間5,500kWhにて試算)

許認可 産業廃棄物処分業

プロジェクト企画/ストラクチャリング/アセットマネジメント 

→ アーキアエナジー株式会社

プラント運営 株式会社ゲネシス

②牧之原事業スキームと小牧市での展開

地元業者、地産地消のスキームを前提としています。

牧之原ではアーキアエナジー㈱が事業の組織運営を担い、地元の㈱ゲネシスと合同でSPCとして設備を保有する(合)牧之原発電所を設立して、㈱ゲネシスに設備賃貸・業務委託し、廃棄物の中間処理事業と発電事業を行い、電気の販売を行っています。現在は中部電力にFIT活用し販売していますが、地産地消電源として地元への供給を具体化します。メタン発酵の原料は地元の産業廃棄物を地元の収集運搬業者の力も借りて調達しています。発電機出力は650kWで、現在順調に発電しています。

事業を開始するまでに努力をしたのは、地元との関係性構築です。最も気を使ったのは「臭気対策」を中心とした環境保全課題でした。1年経過して概ね順調に推移していますが、それでも様々課題は発生しています。消化液問題を筆頭に今後の展開に向けて課題を解決しながらよりよい施設を増やしていきます。

現在愛知県小牧市と東京都羽村市にて事業展開を計画しています。小牧市の設備ではご一緒に取組むことができればと思います。

アーキアエナジー様HPより

 

 

カテゴリー